写真服

■女優霊上映
今週末、映画『ディセント』公開記念として、『女優霊』を含めた「日英ホラー映画最恐伝説」が京都みなみ会館で開催されるもよう。映画館で『女優霊』を見ることができる、これまで明るいモニタで見ていた霊にようやく本来的な会いかたができる、しかも当日は女優霊の話まで聞いた後にである、みごとなタイミング。


■写真を着たおんな
The Photographic Experience 1839-1914: Images and Attitudes
これはもの写真の図版資料が豊富な本。論より例が豊富。
ドレス全面に写真が貼り付けられた衣服を着た女性の写真まである。

カメラ機材フル装備ではなく写真プリント・フル装備の図。もちろん宣伝用。

■da(r)ta
Each Wild Idea: Writing, Photography, History
バッチェンのこの論文集は、デジタル写真を考えるうえで重要な資料である。今回はda(r)taを読む。デジタル写真をその撮影の機構のみから捉えるのではなく、全面化した情報のフローや交換の一部と読み、そうした情報の砂漠化に対するアーチストたちのさまざまな介入をあげつらった章。ボディ・ミッシングのプロジェクト(http://www.yorku.ca/BodyMissing/)などもでてくる。バービー解放戦線も紹介されている。お喋りバービーとGIジョーのお喋り機能を交換してしまう試み。このバービー解放戦線を調べていて、見つけたDVD。
Yes Men [DVD] [Import]
詳細はこちらを参照のこと。
 バッチェンの論自体は、現在におけるアーカイヴィングの力学を焦点にしたデータアート(da(r)ta)に着目してみようということ。言うなれば、rという口蓋への摩擦音のように情報の交換に波紋を起こすアートの試み。
次はPost-photographyの章。