武露愚

■詩集
 ポエム番長 (Sanctuary books)に並んで
 

夜露死苦現代詩

夜露死苦現代詩

も注文する。これはファンシーなヤンキー論(かわいい論)のための資料。
 今日のタイトルはそういうこと。

■ブース
黒沢清の映画術
を読む。『降霊』に比して、なぜああも『回路』が分かりにくいのかの理由が分かる。他、半透明なものの効果、ワンカットとその末尾のゴトリ、「ある視点」というもうひとつの目などが分かりやすく説明されている。あの現実までもがザザっと乱れる映像の作り方もタネが明かされている。
 個人的に面白いのは、『降霊』の音響技師がつとめる職場の録音ブースの話。音と遮断されて時間の経過がおかしくなるブースについて。電話ボックスや録音ブースなどのブースは告白や監視の構造ではまとめきれない。ブース論の可能性。

 レクチャーは定員まであとわずかのようです。お早めに。怖いです。