小物

神戸会議で夜集中の佐藤氏と同僚で食事。

■小物
神戸ドールミュージアムの図録を見せてもらいつつ話。自動機械の話はまたの機会にするとして、人形のオプションとしてのミニチュアの服や鞄や傘などの小物類が異様に細かいことに話が向かう。もちろんこうした人形は最新ファッションの伝達手段でもあったことも想いおこす。
 さらにレース文化論やミニチュアや偽装小物論の話をしたり、女性アマチュア写真家の問題なんかをひとしきり喋って終了。アンナ・アトキンスとかキャメロンとか、まったく別種の読みができてしまう。たんなる落穂拾いとしてではなく、写真を議論する枠組みがこれで大きく変わりそうな素材。
 小物として扱われていたものを小物を通じて小物軸を揺るがせる小物論、、、もちろんいずれの写真家も小物どころではないのではあるが。

■採点
花とアリスメメント、パニックルーム、感染、イルミネーションについて、仄暗い水の底からの手分析、キャプテン翼のコマ文法、インサイド・マン、電話論を読む。ぼつぼつ面白し。