業務


■業務1
ハチミツとクローバー 10 (クイーンズコミックス)エマ (7) (Beam comix)賭博堕天録カイジ(10) (ヤンマガKCスペシャル)
午前マンガゼミ。
ハチクロサイバラ的コミカルなシーンでの情報の詰め込みと時間の流れと、その前後のひたすら低速度化したモノローグシーンのめりはりについて考え、カイジのざわざわと奇妙な俯瞰ロングショット的コマと、パターン化された角度からの決めのコマ、そしてぶち抜きの「カイジ立ち」を堪能し―ジョジョ立ちとは違うこの真っ直ぐさ―、エマの言葉なしコマのシークエンスの巧さをひたすら味わう。
来週はウメズ、ガンガン、シガテラ。これも楽しみ。

■業務2
午後の研究発表は、映画予告編、ワーグナー、戦後日本美術。
予告編の歴史はいったいいつから始まるのか、それがいつも戻ってきてしまう問題。配給の問題など外から詰めていくしかないのだろうか。これは調べてみないといけない。ワーグナーはもう置いておかしてもらって、、、戦後美術は日本独自の現代美術という言説が、実に反転した論理によって形成されたという話(だったと思う)。文献はこれ。
Art in the Encounter of Nations: Japanese and American Artists in the Early Postwar Years
 冷戦期のアメリカ固有だが括弧つきの国際的言説の伝播の問題、これは写真にもあるだろう。人間家族展はその際たるもの。