宿題

■夏の宿題
この夏の課題はフーパーを見通すこと。ふや町映画タウンでさくさく借りる。

ついでにロメロのゾンビも借りる。戦前戦後のゾンビの系譜学も課題。

　エドワード・ヤンが亡くなったので、もう一度恐怖分子【字幕版】 [VHS]を借りる。
　ビデオ屋の主人としんみり話をする。映画監督というのは60代から咲き誇るはず。
ハシモトくんも書いているように、『ヤンヤン』で終わってしまった。それが残念なことかは今は分からない。ただし、人生と映画＝１＋２の２の分を見るしかないということ。生き死にというのはそうであるでしかないのだから。

■６センス
　シックスセンスもついでに見る。これは霊がずっと見えっぱなしの映画。見えっぱなしものとしては画期的な映画。
　道具立てとして、セッションの録音テープも節々で登場。ビデオも数回登場。最後の画面はビデオ画像。憂鬱に陥りメランコリックに繰り返し見られるビデオが、最後には白くフェードアウトして終わる。ある時点で停止した時空をビデオは繰り返し流し、それが動き出すとビデオは巻き取られて終了する。これとは対照的に母の子殺しのビデオは、それが流されることで現在の焦眉の危機を回避する手立てになり、事態を解決へ向かわせる。そういう二種のビデオが道具立てになっている映画。