心霊映画三番勝負
『伏し目』を引き続き。今度はフーコー&ドゥボールの章。ルーセルをほとんど知らなかったので勉強のために数冊注文する。
■ホラー三番勝負
もうあちこちの雑誌で宣伝やインタヴューがあるようだが、
中田『怪談』
は仕事上いちおうチェックしておかねばなるまい。ただし、怪談の因果性と心霊映像の「脱」因果性はちょっと対照させて考えないとならないと思い、怪談論も漁る。
清水『呪怨 バンデミック』もこの夏公開だそうだ。サイトのつくりがさすがに怖い。清水映画の怖さは、視線のリレーならぬ視線のドッヂボール的なタイミングのよい切り替えと日本的家屋の隙間や陰影の利用法にあると思う。
ついでに原田真人『伝染歌』も追加しておこう。企画原作が『着信アリ』のひと。音系ホラーの07年版。
上記の3作品のサイト・デザインはいずれも黒地に赤がベース。デザインでは『怪談』、怖さでは『呪怨』というところだろう。この夏、やはり研究者としては見ねばならぬのだろう。
…体調を整えておく。