本業

■視覚文化論批判
 視覚文化論関連の記事を読む。
 『オクトーバー』誌でのクラウスやフォスターの視覚文化批判へのさらにどのような批判があるのか、それをいくつか拾う。以前このブログでフォスター「美術館なきアーカイヴ」への批判(クリンプ)を挙げたが、同様に『写真と記憶(忘れな草)』でバッチェンも同様に批判を行っていた。フォスター編集の『1900年以後の芸術』の構造もその標的のひとつになる。それはア−トフォーラム掲載のバッチェンによる書評にあるらしい。この号
…だが職場の図書館はほぼ使えない状態だし、他学部の図書館もほぼ使えない。
 どちらも改修が理由。どうせいというのか。。。

■投影論

WARNER : PHANTASMAGORIA

WARNER : PHANTASMAGORIA

注文。抜群に面白そうな心霊メディア本である。装置論の袋小路から逃れる投影投射の別の見方ができないか。心霊メディア論で考える。

■美しい世界
 レンガー=パッチュ『世界は美しい』が手元に届く。先に挙げた『写真の初期から』がポール・ナダールの目のクロースアップで終わるとすれば、この写真集は両手を合わせたいかにも合一的な画像で大団円を迎えている。
ところで『写真の初期から』は「200枚の写真集」を銘打っておきながら先のナダールの写真は第199番である。200枚目というのは先日挙げた裏表紙のフールマン『生物としての植物』である。どうやらフールマンの写真らしい。
 しかし『写真の初期から』の内容はどちらかというとヒル&アダムソンの古きよき時代の写真史初期の肖像写真が多い。199番と200番のみが浮いている。
 そんなことを調べる。