スキャン筋と多重露光


■美しい世界
 レンガー=パッチュの写真集を写経のようにスキャンする。
狭い業界内ではスキャンしてあげくについた筋肉をスキャン筋と呼ぶ。
たとえばこんな筋肉写真を想像してみればよいのか。これは派手。
 しかし、もちろんこれは実は地味なトレーニングのごとし。
 世界陸上の40前後の投擲選手みたいである。地味だ。

 まだ終わらず。

多重露光

森山大道とその時代 (写真叢書)

森山大道とその時代 (写真叢書)

青弓社さんからお送りいただく。感謝。
一人の写真家についての言説をこのようにまとめて縦軸をつくる作業も、必要だと痛感する。あるいは、スナップショット一回きりの露光ではなく幾重にも多重露光していく作業というべきか。