妖怪音

■妖怪音素材

届いたのだが、二枚買ってしまった。だから深夜のネット購入は危険。妖怪や妖怪音楽に関心のある方、半額でお譲りします。誰もいないでしょうが。

これも含めて音ホラー／ホラー音問題は考えねばならない。

■ＭＲ
　ＭＲ論ノートをようやく一通り書く。藤井論文の結語「見えないの？」と、中村論文の結語「罠はそこにある」にそれぞれ納得しつつ。今週で完結させる予定。４回分やればもう満腹だろうし。
　この映画で面白いのは、自動車工場のシーン、温室のシーン、目のくりぬきのシーン。
　自動車の部品の組み立て工程にはまり込み、すっかり死体となってしまったであろうと周囲が推測した主人公がむくりと起き上がって走り出す。あるいは、もぐりの医師のもとでちくりと刺され弛緩し昏睡し、起き上がる。温室で刺され麻痺して無理やり胃に液体を流し込まれて蘇生する。硬直した後の蘇生。主人公が逮捕拘禁された後の立ち上がりも同様。
　そして冒頭の「アン・ライヴリーAnne Lively」（この名前はわざわざこうしたのだろうか）の逆回し映像は、文字通り死の後の弛緩と硬直から逆回しにされて息を吹き返す映像。場合によっては、静止したはずの生命の無い事物がぎくしゃくと動き出してしまう映像がことごとく契機になる。そういうところが引っかかるし面白い。
　そういうことでまとめて、ともかくいちおう終了。

　夏に学生に教えてもらった、ＤＶＤのスチル画像の取り込みをようやく行う。GOMプレイヤーってのが案外使えた。