電気ホラー
ついでにあげておけば、本社キティもある。本社をいつでも破壊できそうな巨体である。
■業務
MR論の残りを片付ける。できれば久々に本家ステレオダイアリにまとめてあげたいところ。
で、電気映像論のイントロをする。『プレザントヴィル』の電気屋は「TVが映らなくて友人をなくした」ぐらいショッキングであろうと述べ、手動ではいかようにもしがたいリモートコントロールのみが可能なTVのための特別のリモコンをわたす。TVに入り込むところの走査線化する身体、画面に入った瞬間の画面のゆがみも忘れてはならない。
予定していた『ショッカー』は次回。映画のあらましを話すと学生に『ジョジョ』にでてくるある登場人物のスタンド(レッドホットチリペッパー)みたいだと指摘を受ける。たぶんそれは逆なんだろうと答えておく。それはさておき、よく考えると、杜王町のシリーズはあの地理的に閉じた空間そのものが電気的=スタンド的空間なのだろうと妄想してみる。鉄塔もコンビニの横のあの路地も閉空間づくしなのであるとか。
ジェイ講読は『カイエ・デュ・シネマ』の一連の説明を読み、メッツの初期の現象学の残滓の話まで。メディア論入門は、各々独立した、経験的統計的なメディア論の透明で中立的なメディア概念を、もっと哲学的で主体と世界の構成を変性させるような概念として捉えなおそうという一節まで。何々論的転回の手前まで。
■電気屋ホラー
電気屋ホラーをさらに一本注文する。電気もそうだけれど電気屋はなぜか家に入れてしまう。電気としての電気屋、それもいちおう考えてみる。