雑用
雑用の多すぎる日々。
10ほどの雑用をこなしつつ仕事。
■電気映像論
今期の授業は来週が最終回予定なので見せることのできるものをさくさくまとめる。
カタストロフィックな電気的なものの包囲の話の最後を飾る『テルミン』を抜粋。これで戦前までの電気論は終わり。
そしてようやく電気映像論のとっかかりに向かう。
比較対照例として50年代の家庭向けコメディを調べつつ、その物語的慣習からはみだした60年代TV・SFものも次々と注文。届き次第抜粋する。
『ミステリーゾーン(トワイライトゾーン)』冒頭、『アウターリミッツ』冒頭、その「宇宙への架け橋(ベレロシールド)」「予言(10秒間の未来)」「ルミノス星人の陰謀」、これがひとまず見せる候補。無限に広がる漆黒の虚の場所、すべてが静止した場所、時間の間にある場所、ひとびとが幽閉される場所、そうしたものとして電気的な非場所はあるという話。
これと対比させて、(写真スライドのスクリーン)と映画のスクリーンとテレビスクリーンの差異、没入という問題構成の相違、像における時間的契機のずれ、そんな問題を考える足場になるだろう…とはいえこれは来期。
■深さと浅さ
こういうXファイル的な番組を調べていると、本国での放送時間を知りたくなる。
たしかトワイライトゾーン系の放送は、夜もふけてからのことが多かった。子どもの頃、両親に隠れたり隠れなかったりして深夜のオカルト的な番組を見る。するとそこには、「これはTVの故障ではありません」的な異世界の窓としてのプログラムが始まり、なおかつ物語自体もそうした入れ子を反復した内容が放映される。11pmのヤオイによるUFO特集も同様。深い夜にこういう番組を見るという文脈がある。深い夜に深い奈落の空間を見るということ。
振り返って現在この手のものはどうなんだろう。
ゴールデンタイムにスピリチュアル講話。とても厄介な素材。