くさる

すでに話題になっているが、いちおうあげておこう。くさるCM

■アマチュア
 アマチュアの語源もさらってみる。
 T・W・アトキンソン夫人が夫のタタール調査旅行に随伴した際に記述した言葉が、英語では有名な先行例とされているようである(1863年)。その意味はラテン語の語源どおり、「愛好する者」という意味であった。これに並んで1780年代には今の意味である「例えば芸術に、職業としてではなく趣味としてたずさわる者」の使用例もあった。
 とりあえずアトキンソン夫人の本も注文してみる。次の邦訳が入手できるようだ。
 W.フイルヒナー/T.W.アトキンソン『科学者の韃靼行/キルギスよりアムール 大陸叢書④⑨ 昭15/昭17』
 まだ赤ん坊の子どもを抱いて夫に随伴してシベリアを横断した結果、いろんなこぼれ話があるのに旦那はそれを本には書かない。ほな私が書きまっさ的な紹介があった。読まぬと分からぬが。

ブルデュー
 ブルデューの『写真論』も目を通す。個人的意見かもしれないが、この写真論を参照して議論を展開する写真論が案外少ない。ヴァナキュラー写真を論じるなら、そしてアマチュアの生態を論じる資料になる。ただしあまりにも写真が透明なのは気にはなる。もう少し事例を拾ってみよう。