基礎文献あれこれ
卒論11本をわんこそばのように読んでいる。目から文字がこぼれ落ちそうな感じ。
■Laufbild
数年前に京都で出会ったSierek教授のページを見る。Laufbild論、もしかすると参考になるかもしれない。
著作は下記のものがある。
Foto, Kino und Computer, Aby Warburg als Medientheoretiker
(写真、映画、コンピュータ―メディア理論家としてのワールブルク―)
Das Gesicht im Zeitalter des bewegten Bildes
(動画の時代の視覚)
■基礎文献
沖縄で文献講読もする予定なので、いくつかセレクトする。
以前も挙げていたこれら。写真をどう記述すればいいのか、他のメディアと異なる写真の運動性や複数性をどうそこに盛り込むのか、そんな入門になるかもしれない。
右のバレットの本はとんでもない値がついている。
なつかしいがこれも。
リズ・ウェルズの『写真、批判的入門』に収められているケーススタディもぼつぼつよい。何よりも、いくつかの側面から写真を取りあげ、厚味をもって写真を基本的に論じている。あるいはヴァナキュラー写真の記述という面でコンパクトで密な記述が特徴なのはこれ。Looking at Old Photographs: Their Dating and Interpretation
これもずいぶん前のものだし、基礎篇よりは応用篇のものが多いかもしれないが,視覚文化の事例として写真がいかに記述されているかが分かる本。