マックスとロボコップ

■マックスとロボコップ
 映画版ではなく、元のTV版『マックス・ヘッドルーム』を見る。
 80年代色の強い道具立てに満ちた映像であるのは言うまでもない。
 興味深いのは主人公のリポーターがつねに小銃のようにカメラを携行し、それが映像通信機器の役割を果たしていること。またリポーターをつねに誘導する放送局員が、パソコンのモニタで現場をみつつ、ありとあらゆる監視カメラにアクセスし、経路をつねに把握している点。

 同じく『ロボコップ』も参考映像にあがっていたので視聴。
 このビデオには冒頭にソニーのビデオプレイヤーの広告が収録されている。ロボコップ起動時に、複数の人々が彼の顔を覗き込む、すると走査線の粗く刻まれた筋状の画面の上で、現在のデジカメの顔捕捉機能のごとく諸機能が作動しはじめる。で、VHSのビデオデッキも捕捉し商品の紹介をして終了するというもの。
 ビデオ画面的なものと80年代機械人間もの映画の視覚との関係は、いくつかあげつらうことができる。メモ。