三日目終了


最終日。高野文子発表とロボットアニメ発表とバタイユ発表の3つ。
最初のものは漫画における文字の位相をもっと区分して6,7種類に分けて、その精緻な組み合わせを分析した上で話を展開したほうが面白いと思う。ロボットアニメは小気味よく淡々とポストヒューマン的問題設定を提示し、搭乗型ロボットに備わる、機械対人間という単純な対立ではない、入れ子式のずれゆく人間的機械と機械的人間の層が取り出された発表だった。もちろん、昨今のロボットアニメには解釈格子を見込んでそれを作品内に折り返して散りばめる自己言及的な作品もあるので、さらなる分析が聞きたくもあった。バタイユ発表はいつもの唄節。もう少しバタイユを散らしてほしいかもしれない。
写真は発表会場の模様。

すべて終了し、水族館へイクスカーション。この水族館、4階から地下へなだらかに傾斜していく一本のスロープによって順路が構成されており、入り口の浅瀬からしだいに海の深みに降りていき、クライマックスにはIMAXシアターのように観客をジンベイザメ三匹が主役のアクリルスクリーン劇場へと誘導するよくできた水族館。ちょうど始まったジンベイザメ餌やりコーナーは、三体のサメが回遊しながら100リットルの海水を勢いよく飲み込むスペクタクルであった。ついでに今回も大畑くんと昨日のK君に手伝ってもらい、顔出し写真を撮影しておく。

イクスカーション終了後、4日目の宴会。12時すぎまで懇々と喋り飲む。