パリメモ
パリに着き、ドイツに行って戻り、ようやくネットを見ることができたのでメモ。
20日,21日
写真月間なので、いくつかの写真展を見てまわる。
今のところ、規模と写真の質としてよかったのがドイツ写真展。フランスに来てドイツ写真を見るなんて…と思ったが、これはしかたがない。
ジュ・ド・ポームの写真展はリー・ミラーの一人勝ちの感があり、写真センターの展覧会は、、、写真史的には面白いのではあるが。。。またスチル/ムーヴィング系の動画写真作品も数々あるが、不発。
23日、24日
今回の出張の目的はZKMでインタラクティヴ・アートのもう古典的なものを体感しつつ、メディア・アートやメディア論文献、視聴覚資料を収集すること。ジェフリー・ショーの作品などいくつか体験。展覧会は、《You ser》という展覧会と《メディア 宗教》が抜群に面白かった。併設の美術館でマン・レイとポルケの写真展《光 イメージ》も開催されており、これも興味深い展覧会だった。彼の、空の写真、カメラなし写真、フォトコピーへのこだわりから、うろこ状の雲、コピーの網点、テクストの網目、その歪みがどのように後の絵画へと繋がるのかがよく分かった。パリのドイツ写真展で見たポルケが、リー・ミラーを介してマン・レイにつながり、その間にポルケがいるという地図も書いてみることができる。
またZKMでは、物語映画の変性について、スクリーン問題について、ヴァーチャリティについて、ヴィデオ論について、いくつか面白い文献も手に入ったので、帰国したら紹介する予定。
Camera Obscura, Camera Lucida: Essays in Honor of Annette Michelson (Film Culture in Transition)
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以上、メモ。