海表象、写真の意味
海関連素材もぼつぼつ拾っていく。
真ん中は、「人魚の踊りMerbabies」が海表象もの。
マハンは海のディテイル表象の素材として。
■写真の意味の創出について
これも教科書的な内容であるが、セクーラの写真論の出発点でもあるのでざっと前半を訳す。
がもうすでに出ている現在、ハインの素描は物足りないかもしれないが、ハインやスティーグリッツのMoMAでの論じられ方、70年前後のドキュメンタリーの失効という事態がたぶんこの写真論の契機になっているのだろう。
「写真の交通」を読み直しはじめる。『人間家族』展への執拗な分析と批判が特徴。ただし、その主眼は、美的モダニズムであれ、道具的リアリズムであれ、ある並行した抽象的、形式的、数学的論理に従い、その論理が写真史の結節点ともいえるそれぞれの時点で表明されていること、そしてこれを抜け出る論理はあるのかとあらためて問うことにある。