人形、着倒れ
衣笠の日。ようやくコピー話が終わる。次はバルト話。
■シャーマン、人形
シャーマンの映画『オフィスキラー』もついでに注文しておく。再来週には神戸でもう一度シャーマン話をロングバージョンでする。いまさら、、、だがよく見渡すと写真論として議論しているものがほとんどないことにも気づいたので。初期のフィルムスチルと人形のクロースアップものがとくに気になるシリーズ。ブライソン、クラウスらの議論を掘り返す。
モリニエ、ベルメール、シャーマンを並べた人形強迫写真論は早速取り寄せる。
■着倒れ
都築響一の写真で紹介したのは以下の通り。
採集的写真のひとつ。京近美で展示されているらしい。
■入れ子写真論
オーウェンスの入れ子写真論を訳している。クラウスの『オリジナリティと反復』でも少しだけ言及されているが、写真における入れ子の問題を正面から議論し、写真メディアの問題として扱ったのは、クラウスとオーウェンス。オーウェンスの議論は構造人類学や言語学の成果(reduplication概念)における、反復の余剰や襞に着目し、写真の議論とつき合わせ、表象と現実の不確定な関係に話を収斂させていく議論。クラウスの論ともつながる話であった。