■読書会
New Philosophy for New Media (The MIT Press)

読書会。序論から第一章半ばまで。ハンセンによるクラウス批判は分かる。しかし批判の論点がほとんど身体の抽象化というのは、あまり繰り返されると辟易する。構造映画とヴィデオによる実験との違い、集積的で異種混交的なメディウムとしてのヴィデオという定義は実によく分かるのだが。


■新刊など
述〈3号〉特集・舞台/芸術 (近畿大学国際人文科学研究所紀要)
石岡氏によるクラウスのポストメディアの時代に関する考察が掲載。スタンリー・カヴェルの名はしばしばあちこちの論文で見かけるのだが、まとまった考察が挙げてあるのがありがたい。
The World Viewed: Reflections on the Ontology of Film, Enlarged Edition (Harvard Film Studies)
も注文する。

ホワッチャドゥーイン、マーシャル・マクルーハン?―感性論的メディア論
門林氏の著書も出版されたようである。