判定いろいろ
■意味の抗争
京大講読最終。今期は毎回数十ページという多めの課題をだしたものの、学生さんはなんとかこなせたような気がする。残る論文は来期に別のところでこなしてしまおう。テクストにしたのはいつもあげているこれ。ソロモン=ゴドーとブクローを訳してしまおう。
■スポーツと判定
数日前に紹介したこの本が届き、通読。
スポーツ関連で読んだ本のなかでは最も奥行のある本。
パッチギの話というか大木金太郎の話。これは異形の身体としてのプロレスラーという話として面白い。考えてみると、今のK1やプライドも始まった当初はそういう部分が少なからずにおっていたと思う。
とはいえ、近代化やメディアによって透明になる身体、近代化の澱のような不定型な身体を対立させるだけでは物足りない、その点で、複数の次元やレイヤーのなかの力学で叛乱する統御できない身体をどのように焦点化していくのかという問題設定は関心を惹く。そしてその問題が、ドーピングやルール改正、映像判定や誤審などの判定問題からどのようにアプローチできるか、そういうことをぼつぼつ考える。
21世紀スポーツ文化研究所についても調べる。これはスポーツ研究の宝庫。
■味覚と判定
味覚と判定についてもようやく手がつく。知人に聞いた味覚センサー研究者の本をどっと注文する。
- 作者: 増成隆士,山本隆,山口静子,三浦靖,川端晶子,今田純雄,都甲潔
- 出版社/メーカー: 建帛社
- 発売日: 1997/05
- メディア: 単行本
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