依頼、傍聴


 際限なく忙しい。あれこれの審査依頼も来れば、知らないひとから質問メールも来たりする。受けられるものもあれば、受けられないものも多い。基本、私の書いたもの読んでくださいメールは受けませんし、質問は授業なりなんなり直接お会いしたときにお願いします。留学生の希望も学校の事務にお願いします。


■傍聴2日目
 昨日に続き傍聴。なんか研修生などがどどっと来て、大法廷がぎっちりに埋まっていた。
 今日は証人尋問から被告人質問まで。途中、犯行の実際の位置関係を再現するために模型とビデオカメラを法廷に設置し、被害者と被告がことの経過をそれぞれ再現するさまを映し、巨大モニターにその映像が映し出され、なおかつ記録写真もいちいち撮影されるという段取り。
 それぞれの供述調書と裁判当日の証言との差異、被害者と被告の証言の差異が顕著にあり、なかなかに判断が難しい。明日は冒頭を少しだけ聞き東京日帰りの予定。

 それにしても法学部学生と思しきひとたちはさておき、傍聴マニア的なひとたちの瞬時の裁判の見切り具合に唸ってしまう。10室強の法廷を回遊する魚のごとし。
 それにならって昨日はもうひとつ証人尋問と論告求刑、最終弁論を少しだけのぞく。あまりにも人生たいへんな度数が高く、ちょっと面食らう。

ともあれ,近所に地方裁判所という濃密な場所があるので4月にものぞいてみることにした。