素材
神戸、会議がお流れになり雑用をひとしきりこなす。
■講読素材
講読の素材にいくつか選ぶ。最初のものは初期映画からポスト映画までmorphを考察した論集で面白そう。以前表象学会で聴いた石田発表のようなものをさらに展開できないかということと、時代を現在に限定しないような議論の方向を立てたいのと、形態論を拡張したいということがある。ラッシュの20世紀後半版もたぶん読むことになるだろう。
■判定素材
を購入し、帰りにぱらぱらと読む。恥辱や嫌悪という感情がまことしやかに喧伝され、それが刑罰に結びついてしまう現象を憂慮しつつ、法の根底にあるべきものを理性よりもむしろ感情とみなし、そのありうべき法の形成を論じた本。…裁判員制度にはまったく言及があるわけではないが、量刑判断の問題や普通の感覚と言われる「普通」という問題、そして普通の感情という問題がここから考えてみることもできるかもしれない。
もちろん、リベラリズムの立場だが。