記号学会@神戸大のお知らせ


■学会のお知らせ

下記の学会をGW明けに開催します。
…明滅し、過剰になり、根拠があいまいになったりした判定、その諸現象を各方面の専門家からうかがい、議論をしてみようという企画です。
ポスターと詳細なプログラムは学会サイトのここからダウンロードできます。近隣の方も、そうでない方もぜひご参加ください。(また、下記の情報はコピペして流していただいて結構です。)

日本記号学会 第30回大会 「判定」の記号論
 「判定」の記号論

「判定」が全面化している。マスメディアを賑わした裁判員制度事業仕分けから、脳死をめぐる議論、あるいは美や味覚の判定を扱うTV番組を経て、スポーツの映像判定をめぐる議論にいたるまで、「判定」が話題とならない日はありません。それはある意味で、判定過剰な現象と呼ぶこともできます。本大会では、こうした広義の「判定」に焦点を合わせます。「判定」は、そもそもある種の記号活動であり、言語のみならず、表象、感情や身体を動員し、そのつどの他者とのかかわりあいのなかで生じる、解釈や判断活動でもあるからです。数々の判定現場で焦点化されていない判定そのもの、あるいは判定のプロセスの変容、いくつかの観点から判定に光を当ててみたいと思います。
               日本記号学会第30回大会実行委員会

下記のURLからポスターおよびプログラムがダウンロードできます。
http://www.jassweb.jp/2010/04/post_16.html

1日目:5月8日(土)
13:00 【開場・受付開始】 瀧川会館2階大会議室
(アクセスマップをご参照ください http://www.kobe-u.ac.jp/info/access/rokko/bun-ri-nou.htm

13:30 【開会の辞・総会】
14:00−14:15 【実行委員長挨拶・問題提起】 前川 修(神戸大学・芸術学)
14:30−17:30 【セッション1】 瀧川会館2階大会議室
揺れる法廷?――裁判員制度における〈判定〉――
裁判員制度における判定――集団意思決定の観点から」
 藤田 政博 (関西大学・法心理学、社会心理学

「「ことば」から見た裁判員制度
 堀田 秀吾(明治大学・法言語学、理論言語学

裁判員制度に見る判定の論理――メディアの観点から」 
 山口 進(朝日新聞GLOBE副編集長)
 +神戸大学大学院教育改革プロジェクト(協賛)
18:00  懇親会 瀧川会館1階食堂

2日目:5月9日(日)
10:00−11:00 研究報告
11:15−12:15 研究報告

13:30−14:40 【セッション2】 瀧川会館2階大会議室
判定の思想――《最後の審判》から生命の判定まで――
 岡田温司京都大学・美術史)×対論者 檜垣立哉大阪大学・哲学)

15:05−16:25【セッション3】瀧川会館2階大会議室
近代スポーツの終焉?――判定の変容、裁かれる身体の現在――            
 稲垣正浩(「ISC・21」主幹研究員/神戸市外国語大学客員教授・スポーツ史・スポーツ文化論)×対論者 吉岡洋(京都大学・美学)