ふろまんが、見えないもの
■風呂漫風呂マンガ。でも風呂で読むマンガではない。アイディアの勝利。
■写真特集、写真論
展覧会も始まるエグルストン。カラー写真論というのはまだきちんと手をつけられていない領野。ティルマンスについては、この間久々に展示を見てその呈示の速さと散らし具合を再確認した。
未見なので注文。フリードの写真論も速く訳出すべき。畠山さんの写真論も出ていた。これは楽しみ。
- 作者: 畠山直哉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/07/09
- メディア: 単行本
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■見えないものへの不安
見えないものつながりというだけではないのだが、これもざっと読む。街に遍在する防犯やセキュリティを謳う掲示、その写真数枚とエッセイによる構成。犯罪数自体が減少している現在、それにもかかわらず犯罪報道はメディアでは増え、本当の外部への眼差しは殺がれ、ひたすら目に見えない敵という仮想の内なる外部に呼び掛ける、、、いったい誰が誰に何をどう訴えているのかが分からない掲示、これに突っ込みを入れた連載。あの、「おい、小池」はちゃんと考えなくても、おかしいことだ。そういう感覚が殺がれている。