useful photography

■PGP9
photographers' gallery press第9号が間もなくでるようです(と書いていたら今日届いた)。倉石さんや橋本くん、小原くんも寄稿していますし、なにより甲斐くんのフリードのインタヴューも、林さんのフリード論も関心はありますが、ケッセルスの記事が妙に気になります。以前飯沢さんが雑誌で紹介してはじめて知った人物。
ということでUseful Photographyの欠番も注文することにした。
Useful Photography: No. 5Useful Photography: No .8Useful Photography: No. 6Useful Photography: No. 9

■業務
今日は立命でふたコマ。ヴァナキュラー写真の二回目を話して、学部はバルトの前半。学部は学生があちこちから来るので理解度や集中度がまちまちなので結構やりにくい。でもこれ以上簡単な説明はできないししないと思う。考える余地を作らないと理解できないものもあるのでこれは仕方ない。

■取材
 そのあと、某新聞社のひとから取材が入ったので京都駅へ。芸術文化の仕分け的状況のなかで芸術文化に関わるものがひたすら自閉的で、仕分ける側も得体の知れない閉塞性がある、仕分ける側も仕分けられる側もそれぞれ別の芸術や文化を思い描いている。そうしたすれ違いや齟齬の中で芸術や文化という概念を、きちんと問いなおし、しかもまるっきり現状におもねるのでもなければ、空疎な理想論をかざすでもなく、かといってネガティヴな現状確認に終わらないような問い方をするにはどうしたらよいのか、、、という感じのお題をふられながら世間話をする。なんとなくお話をしていて面白い一時間半だった。