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あれこれ情報を収集で東へ向かいタッチして戻ってくる。下記の前者は藤井氏のクラカウアー論と川崎氏の黒沢論所収。後者はプロパガンダ系の本ももっと論説があってよいのでこれを挙げておく。

・古屋展とオノデラ展
ヴィジュアル・クリティシズム―表象と映画=機械の臨界点写真とプロパガンダ1945‐1958
古屋さんの展覧会とオノデラさんの展覧会も見る。
Me´moires.―1984ー1987

オノデラユキ

オノデラユキ

対照的な二人のシークエンスの作り方。脇を開けつつ植物写真の焦点の気味悪さを保持してレイヤーを重ねる前者の余白の重なりと、後者のシークエンスごとのまとまりとその方法論のクリアさをいろいろ考える。本当に対極。

・三島のミュージアムも再訪し、ブックショップであれこれ本も見る。心霊写真論集でも名を見かけたジェニファー・タッカー本もいくつか見かける。写真と不可視なものはマスト。写真についての19世紀のあれこれの逸話も収集対象なのでこれも挙げておく。またダーウィンと写真というテーマ本も収集の対象。匿名の写真の集積の面白い写真集も見つけたが失念。
Nature Exposed: Photography As Eyewitness In Victorian ScienceFotografie und das Unsichtbare 1840-1900Realism, Photography and Nineteenth-Century Fiction (Cambridge Studies in Nineteenth-Century Literature and Culture)Darwin's Camera: Art and Photography in the Theory of Evolution
・エグルストン展も見る。エグルストンの元々帯びていた禍々しいカラーの意味合いが全然異なって消費されそうな勢いの賑わいだった。これももう少し時間がほしいテーマ。カラー以前からを考えてみるのもひとつの手。それにしても東京というのは人が集まるものだ。

William Eggleston Before Color

William Eggleston Before Color

森山DVDもさらに出ていた。
犬の記憶~森山大道・写真への旅~ [DVD]
あとはジジェクこのDVDも出ていたこれも早いうちに入手しておく