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のBruno Lessard「機械の中の幽霊、デジタル・アニメーションにおける身体」をざっと読む。デジタル・アニメーションおよび映画においてはアニメーターや俳優の身体が消失していると唱えるレフ・マノヴィッチやマーク・ランガーに対して、身体の現前をゴーストとしてでも主張する論。ただし、反論の部分がいまひとつ弱い。タイトルに採用してある、ガニング論文も取り寄せることにした。これは初期映画において、アニメーターとアニメーションが並置された数々の作品をたぶん出発点にしているかもしれない論。
アニメーションは映画史の中では潜在的な亡霊のような地位にとどまりつづけている。しかし現在、CGやデジタル加工を考えればすべての映画はアニメーションであるという議論もできるというマノヴィッチの議論もいちおう読む予定。たぶんこれに所収。
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岡田さんからご著書をいただく。感謝。その一部は口頭発表でも聞いたものがある。「半透明」はどこにどう使用するツールになるのか、ツールになりうるのかという点に興味があるので夏の課題図書にした。
- 作者: 岡田温司
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/08/28
- メディア: 単行本
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