機械、物
■ようやくようやくこぎつけた。でも休む間なく次の仕事にかかる。
■機械と物の諸文脈
ガニング「機械のなかの幽霊」を入手し、ざっと読む。初期アニメーションにおける事物の動きと、ホフマン、フロイトの不気味なもの言説、オズシリーズのフランク・ボーム、ウィンドウ・ディスプレイ、蝋人形、交霊会のテーブル・ターニング、そしてマルクスのフェティッシュの言説が編みあわされた見事な論文。というかこういういくつかの交錯する文脈のなかでの物の動きがたぶんアニメーション論に関心を寄せてしまう理由なのだった。もちろんガニングの論は実証がほとんどない部分もあるが、その推測の結び付け方がスリリングである。
次の関連本も早速借り出す。
Savage Theory: Cinema As Modern Magic
- 作者: Rachel O. Moore
- 出版社/メーカー: Duke Univ Pr
- 発売日: 1999/10/01
- メディア: ハードカバー
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