イベント

卒論指導をあれこれして大学院のオープンキャンパスとか、安全衛生点検とかして、年度末の予算処理とか、他雑用山積みを山崩しのようにこなす12月。


◆イベントのお知らせ
来週末のことですが、久々にメディアショップでイベントをします。お店のブログはここ

 ジェフリー・バッチェン『写真のアルケオロジー』刊行記念トーク・ショー
「話す写真のアルケオロジー
――見えない写真に恋い焦れて」

講師:前川修、佐藤守弘、岩城覚久
ゲスト:畠山直哉

日時: 2010年12月10日(金) 午後6時から
場所:MEDIA SHOP京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44VOXビル1F)
定員:50名(予約制)
入場料:1000円(ただしMEDIA SHOPにて『写真のアルケオロジー』をお買い上げの方は500円)

概要
 18世紀からの原写真家たちを丹念に精査し、哲学、文学、絵画、科学実験などに潜む 「写真を撮る欲望」を掘り起こすことによって、写真の起源にかんする言説を問い直すG・バッチェン『写真のアルケオロジー』。近著『話す写真――見えないものに向かって』で大胆な写真論を展開した畠山直哉氏をゲストに迎えて、翻訳者たちとともに現代の写真論のフロントに立つバッチェンのテクストを読み解いていきたいと思います。

Recommended Books: 当日販売。是非お買い求めください。
ジェフリー・バッチェン著 『写真のアルケオロジー』定価:5,000円+税 青弓社
畠山直哉著 『話す写真――見えないものに向かって』 定価:2,200円 小学館
(当日お買い上げの方には、2,100円で販売致します)
申し込み・問合せ
メディアショップ mediashop@media-shop.co.jp
TEL:075-255-0783

…こんなふざけたタイトルをつけたのは、私です。だってタイトル案があまりにも堅苦しすぎたので。


◆監視アート
今日は講義で監視映像シリーズに話題は移ったので、監視的視線の複雑さを対象化した作品を3つ挙げておいた。
ひとつがヴォディチコのIf you see something,,,これは以前ここでも説明した。
もうひとつが、Manu LukschのFaceless。未見だが顔の抹消が延々と続くであろう少々不気味そうな作品。
みっつめが、ダン・グレアムタイム・ディレイ・ルーム 。3つ目の作品は見る見られるの同期化の限界である8秒の時差によってモニタ前で観者を引きとめ、そのことによって観者を観察される物にしてしまう、たしかパリのグレアム展で見た面白い作品。
 来週も数作品紹介する予定。監視アート、防犯再考アートとでも名付けておこう。