顔ゼミ素材

大掃除。

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 次回の顔ゼミで扱うAnkersmitの論をざっと読む。ディドロとルソーの演劇についての論争をポストモダン的議論と結び付けた(でも根本は違うという)論。正直、さしたる収穫はなかったが、セネット『公共性の喪失』で展開されているらしい18世紀の演劇的な社会的、公共的自己の話を再確認。公共性の空間でのそうした次元の、ロマン主義以降における、複数の私的自己への拡散という流れ。
 では美的表象はどのように社会において作用すべきなのかという結論はなかったが、たぶん美的自律性を再確認するということなのだろう。…それならあまり面白くはない。
 今期は顔ゼミでのテクストは時間的にこれまでになる。他に挙げてくれたものは、来期火曜日にこなしていく予定。シャヴィロの本も。
公共性の喪失The Cinematic Body (Theory Out of Bounds)
さて次は監視映像論のノート作り。