あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


いちおう(c)に挑戦うさぎ編にしておきます。詳細は○ッフィーと○ンリオ関連記事をお調べください。

◆ポストメディウム
Ji-hoon Kim「ポストメディウム的条件と映画の外破」をDLして読む。手際のいいクラウスへの批判。
クラウスのメディウムの独自性の再評価の背景に潜んでいる、モダニズム的な制限について的確に指摘し、クラウスのメディウム論の外部にある、一方でインターメディア的実践、他方でコンピュータ自体の集積的〔aggregative〕な条件を取りだそうという筋。
 とはいえ、気になるのは、後者の映画の外破と見なされる諸実践を前衛的実践の系譜に収斂させてしまっているところ。AVGの実践が破綻後の問題構成を切り出そうとして、クラウスの参照するベンヤミンアウラ論を切り出したのに、それを破綻前に差し戻しても仕方がないと思えてしまう。これはマノヴィッチにもどことなく透けて見える論点。
 次はヴァイベルのポストメディウム論(「ポストメディウム的条件」)。これもDLできるが有料。