北海道終了


■北海道
北海道2日目終了。北大のキャンパスは軽いウォーキングか森林浴になる広大さ。
 学会では初日のシンポと二日目発表を5本聴く。感想はまた書く気が起きれば書くと思う。
 今回は写真史/論の研究発表はゼロ(シンポの倉石さんのコメントのみ)。映画研究の発表が相変わらず多かった。ものによってはとても勉強にはなるのだけど、ガチ映像理論や映像哲学の話がもう少しあってもよいのになとも思う。あまりに少ないし狭い。もちろん写真研究の発表についても同様のことは当てはまるのだが。とはいえ、得体の知れないごった煮的感じが、この学会には大いにあるところが面白いとフォローはしておく。
 初日のシンポはそれぞれのパネリストのお話は面白く聞いたのだけれど、作家の身体性とフィルムの物質性に戻る以上の話もあっていいかもしれない。青山氏の顔、声、動きの3つのアスペクトの話、そして少しだけ話題にのぼりかけた写真と映画の間の話などはあれこれ考えがいのある話だった。
 ともあれ久々にお会いした人たちと少しずつ情報交換できたのは収穫。
 
■消滅の美学
 ヴィリリオの消滅の美学のたぶん部分訳をみつける。もう懐かしいこのシリーズ。たしか化粧の巻。

恐怖 (TRAVERSES)

恐怖 (TRAVERSES)

■写真の拡張された諸領野
という論文を読みかけ。20年以上前のクラウスの彫刻論を現在さらに再考しつつ外に(?)開く可能性を考える試み。まとまればここでも紹介する予定。