ホラー、指紋
Cinema and Experience (Weimar and Now: German Cultural Criticism)
ベンヤミンやクラカウアーについてのハンセンの各論文がこうしてようやく一冊にまとまるが、もはや彼女の本がでないのはやはり無念。ヴァナキュラー・モダニズムの議論は継続していかねばならない。
- 作者: 加藤幹郎,杉野健太郎
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2011/12/16
- メディア: 単行本
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■ホラー考
ニールの『ハロウィン』論をまとめる。視線やフレームの話は面白いのだが、根っこにあるサスペンスの問題が根底から議論されてもいいのに、どうしても精神分析へと流れてしまう。ま、仕方がないのだが。次は同じ『Planks of Reason』所収のホラーの快楽、恐怖の美学論へ進む。
■指紋考
指紋論の書評を頼まれていて先延ばしにせざるをえなかったのだがようやく手を付け始める。
ブックガイドもしなさいということなので、いくつか見繕ってみる。写真論はすぐに3つ4つ思い浮かぶのでガチの指紋論で邦語のものなど探してみる。
- 作者: 岩本光雄
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 1973
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来週は九州で集中講義。とにかくヘヴィでハードな年末年始である。