ナマル

 発表と講読。発表は漫画の時間論と万博の眼差し。前者は歴史的切断への意識が必要であり、後者は歴史的視座を切断する意識が必要だと感じた。
 講読はあいかわらずコッホのクラカウアー論。『映画の理論』の章に進む。学生が何となくナマッテイル。学生の正月は2月。ナマル暇はまだない。
 トルボット論文(Jens Jaeger)を読み進める。ヴィクトリア朝時代の写真についての言説がどのようなものであったのかをあぶりだす論文。私たちが考えている科学や芸術という言葉が少しずれた形で流通していたことにも気をつけなければならない。