美学会に行く。ここのところ毎週末学会つづき。
 カントの発表とディオニシオスの発表。かなり懐かしい感じの研究発表会。
 …立場の問題とは思うが、テクストに真理が内在しているという強い思いに裏づけられ、内在分析を続け、そうした解釈者の共同体でテクストの諸部分についてやり取りをしているさまを見ていると、ある意味で閉塞感を抱かざるをえない。外部も歴史も他者もない。別に自分のところの学生が発表する場合でも、それははっきりと言っておきたい。そういう閉じ方がそもそも問題なのだから。
 会場のスタッフと軽く飲んで終了。

 さてアメリカ学会どうするか…。