写真研究会のお知らせ等

photographology2005-07-28

■業務
 朝から学会誌の雑用を済ませて大学へ。会議のようなものにでる。研究室に戻って落ち着き、いつもの海を眺める。写真は秋のもの。これに木々の葉とセミとその抜け殻とイノシシを足せば現在の光景になる。
 お昼から夕方まで学生の論文指導。学生の論文指導をしているとネタの転がし方がときどき勿体なくなったりもする。でもがまんする。その際にも話をしていたが、バタイユがドキュマンに掲載している倒れた煙突の写真は、当時の写真をめぐる議論のなかである種の参照点となっていた。ずいぶん前に研究会で煙突話をしかけて未完にしていたので、これを契機にふたたび考えることにする。

■視覚文化論あれこれ
ようやく仕事の山が片付いたのでオクトーバー誌の視覚文化特集を読み直しはじめる。
以前、本サイトにあげた以外のものもできればアップしていきたい。
ドイツでの並行した動向も調べていく。…以前カール・クラウスベルクを調べていた時に神経系美術史の話があって飛びついたのだが、どうやら最新の科学と照らし合わせて美術史をバックアップするだけの話なのかと放り出してしまった覚えがある。いかにもクラウスベルクということなのか。ではベームのイコニック・ターンはどうなのか。とりあえず本を注文。

Iconic Turn. Die neue Macht der Bilder

Iconic Turn. Die neue Macht der Bilder

ここらへんの話は田中氏の「神経系イメージ学」が参考にはなる。

■青幻社のサイト
この間飲みにいったときに青幻社の方とお会いする。図書目録をもらったので紹介。
青幻社のサイト→http://www.seigensha.com/
澤田さんの『ID400』とかブリコラージュ展の本とか、他にも写真集がいろいろあり。

■写真研究会のお知らせ
忙しくて告知を忘れていました。
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写真研究会開催のお知らせ

以下の日時・会場にて研究会を開催いたしますので、宜しくご参加下さい。
第2期第12回(27回)
日時:日時:7月30日(土)、午後1時半から
場所:同志社大学明徳館メディア教室
発表者:
 唄邦弘(神戸大学):唄邦弘:「雑誌『ドキュマン』とその周辺雑誌について」
 高橋千晶:「芸術写真」を巡る二つの場――大正期写真雑誌に見る言説/流通空間――(仮)
会場となる明徳館3階メディア教室に入るには、学内関係者のキーカードが必要ですので、参加される方は、12時50分頃に明徳館入り口にお越し下さい。