脳トレもの

■ホラーとケータイ
邪願霊 [DVD]
 Jホラーを系統立てて見る計画を立て、とりあえず『女優霊』と『邪願霊』と『ほんとうにあった怖い話』と『回路』を借りる。「借りる」といっても、ツタヤのネットで予約リスト20件登録しておいて、数作届いては見て返し、すると次の数作が届く…というシステムのこと。恐怖のわんこそば状態。
 ケータイとの接点もいくつか探すべく、ケータイ都市伝説も漁る。

 ホラーマニアではないのだが、メディアによるコミュニケーションやその認識のちょっとした不全や躓きがこういうところからも攻められるのではないかと思うからである。

■テレビ論、写真論

Echographies of Television: Filmed Interviews
出ていたのか…。『視線の権利』『盲者の記憶』に続くデリダの写真論を読み取ることができる。ドイツでのデリダのメディア論紹介者、ヴェッツエルによるインタヴュー「コピーとしての写真、アルシーヴと署名」(1992)を再び訳しはじめる。

■脳の筋トレ
 「脳トレーニングもの」が盛んである。あまりに目に付くので少し突っ込みを。
 いや、ここ最近の漢字ドリルとか計算ドリルとかの流行も含めて、すべてが同類のものに見えてしまう時がある。脳を鍛えるというと聞こえはいいが、それは「駅名をすごく暗記できる少年」みたいなものを目指しているような感じがしてならない。あるいは脳のボディビルダーとか。つかえないことこのうえなし。…というか考えていたらまずやらないと思うのだが。