墓と棺

■墓と棺
  
 ウィーンで見たカノーヴァによる墓碑。正面からではなく横からも。ヒルデブラントによる批判があったはず。たしかに浅い、浅い奥行きもの。触覚=装飾=記念が折り重なるもの。
  
 このように、早朝か夜しか出歩けなかったウィーンではひたすら攻める場所は教会しかなかった。棺のオンパレードも見る。猫足ではなく獅子足。いちおうネコ科ではあるが。

■ケータイ都市伝説1
調べているとケータイの都市伝説というのがあるらしい。例えば、こんなもの。
1 毎日夜の同時刻に同じ場所で自分自身を撮影する。これを一週間繰り返す。注意として、その撮影のあいだ、別のものを写してはいけない。その写真を消してもいけない。
ここまでは一緒。ここから分かれる。
2のa すると七日目の写真にもう一人写っているらしい。
2のb すると七日目には自分の死ぬ時の写真が写っている。
…たぶん鏡にまつわる逸話の系列が源泉なのであろう。

来ないと思うけれどケータイ伝説募集中。