菊人形から園芸史まで


 シュワルツ補足。
 パノラマと同様に、蝋人形の展示においても、現在的な時事性の強いものから少しはなれた過去の事象の展示へと主題が移り変わる時期があったようである。現在の蝋人形館にも見られるこの過去時制と、絶えず行進される永遠なる現在の反復の時制、その複数の時制が生じた時期、これはおそらくパノラマにおいて歴史的な事象を想起させるためのカンバスが数多く作られるようになった時期と一致している。


 菊人形展最終日らしい。
 知人から東京で開催された菊人形についての展覧会のカタログを借りる。いろいろ調べていると、園芸史まで話は拡がりかねない。
 その場にいたネコ写真。