脱ぎすぎ夫婦

■ぶらぶらと
 
昨日のパサージュをそのまま歩いていくと一回折れてそこに蝋人形館のレリーフがある。さらに歩いていくと窓のカーテンが開いて蝋人形が顔を出し、あっちやでと目配せをする。

 もうひとつ。人類学博物館にて。展示は人間家族展のようで、人類は皆兄弟的なパネル展示が主でいまひとつ退屈だったのだが、人形ということで人体標本二体だけが目を引く。

女性はすでに筋肉組織まで脱ぎ終わって、男性はようやく皮一枚脱いだ状態。彼の腰にはなぜか肌着が脱ぎかけのまま。かなり焦っている。さながら脱ぎすぎ夫婦。「はよう脱ぎいさ」と言われているがごとし。どことなく笑ってしまう。
 で、出てきて地下鉄の駅へ行くとこのポスター。バックライトで浮かび上がる。

バタイユ・シンドロームでこんなのにもぐっと反応してしまう。尻目くんの指導をしているとこのシチュエーションはリアクションをとらざるをえないのである。


■ドイツ写真
ミクシにも書いたがデマンド本を集めている。MoMAで開催されたこれは買うべし。

Thomas Demand

Thomas Demand

書きかけ