月としての写真

美学会
明日は神戸大で美学会です。こぞってご参加ください。
詳細はhttp://d.hatena.ne.jp/photographology/2006022を参照のこと。

■『メディア論――哲学的入門――』
メディア論の入門的な本。マクルーハンから始まってヴィリリオボードリヤールフルッサーキットラーマルティン・ゼール等などに各1章ずつ充てられている手ごろな本。キットラーの章をさらっと読むと、立場が明確で読みやすい印象。

Medientheorien: Eine philosophische Einfuehrung

Medientheorien: Eine philosophische Einfuehrung

■月としての写真
以前紹介したドイツ語の写真論集ヘルタ・ヴォルフ編『写真の諸言説』

Diskurse der Fotografie: Fotokritik am Ende des fotografischen Zeitalters, Band 2

Diskurse der Fotografie: Fotokritik am Ende des fotografischen Zeitalters, Band 2

をめくっていたら、キャロル・アームストロングの「月としての写真」が収められている。以前トールボットの写真集を議論した時に同著者の『書斎の光景』を参照したことがある。植物写真も拡がりそうだが、月写真論もいいかもしれない。月も写真も面であり、その表面の褶曲を微視的な視線で読み解くものであるとか考えてみると。まだ思いつきだが。

■マジック展
マジック展のお知らせをいただく。
ふたつめのマジシャンズ・ハイの冒頭に、
「東京と大阪に挟まれ、文化の谷間と称される名古屋。しかしマジックの世界では、そんなことは言わせない!」
という言葉。
名古屋とマジック、親和性が高い。
http://homepage3.nifty.com/kawai-magic/
http://www.geocities.jp/nagoyamagicmonkeys/