親指マンガ写真

■親指文化本

Thumb Culture: The Meaning of Mobile Phones for Society

Thumb Culture: The Meaning of Mobile Phones for Society

ようやっと届く。
三つのセクション(文化的同一性、モバイルな人格性、産業的視座)に、20本弱の論文が収められている。指論らしい指論は今のところなし。

■マンガ
浦沢の新刊が出ていたので購入。巻末の解説は夏目氏。

PLUTO (3) (ビッグコミック)

PLUTO (3) (ビッグコミック)

あいかわらず無駄のないコマ割りとトラウマ的主題の折り重ねになっている。

■写真
グルスキーについてとりあえずまとめる。
大型化、カラー、鮮鋭性、デジタル、極小と極大、パノラマとミニチュア、反遠近法、地球外生命体の視点、消費のスペクタクルのスペクタクル化、諸々あげつらってみる。
グルスキーについての疑問。ガラシへの疑問。
消費社会のスペクタクルをあれほど見事にシニカルに呈示してみせた彼の作品が、ピーター・ガラシの言うように、はたして美術館での現代絵画との競合関係に邁進していると言うことができるのだろうか?
 大型化、カラー化は、写真における美術市場の問題と緊密に関係している。展示空間の専有面積や作品の値段にもはねかえってくる。《プラダ》であれ、《ターナー・コレクション》であれ、《無題Ⅵ》であれ、それは変わらない事情である。ここがとりあえず気になる点。

デマンドをさっくりこなして、次はルクスへ。
枚数オーバーしそうである。