モバイルな不在
■心霊写真レクチャー
23日に書いた内容を――あまりに長くなったので――押し込んだら、トラックバックが消えてしまったので再度こちらからお知らせ。9月末に毎年恒例のレクチャーをします(id:BunMayくんのブログをご参照ください)。
■ホラーマンガ集成
ホラーコミック傑作選 (第1集) HOLY (角川ホラー文庫)
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1993/12
- メディア: 文庫
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■親指文化論
序論を読む。2004,2005年にマドリッドとロンドンでそれぞれ起きた爆弾テロ事件の際、爆弾の点火に使われたのも、爆発以後の被害者の生死の確認をするのも――薄暗がりの中で蛍のごとく明滅するケータイの光――、犯人を同定するのに使われたのも、ニュースで事件映像として報道されたのも――粒子の粗いぼやけたましかく動画――、携帯を介してのことであった。遠さと近さ。携帯は従来の電話とはちがい、場所ではなく人との接続を前提としている。カタストロフにおいてモバイルフォンの機能は案外明確になる、そういう話。
この論文集もう少し読み進めてみる(一部が文化的同一性、二部がモバイルの人格性、三部が産業の視座の三部構成)。