科研

■手写真
Speaking With Hands: Photographs from the Buhl Collection
以前も紹介したこの本を読む。心霊写真ネタ関連。

■科研
 今日は科研ケロロ軍曹と女優霊の発表。
 その場で報告者には言いたいことはいくつか言ったのでことさらに付け加えることはあまりなし。
 ケロロ軍曹に関しては立場を明確にすることにつきる。ベタな作品観とアカデミックな作品観と本人の構築する言説がどこでどのように位置づけられ、言説間に摩擦を起こして揺さぶるのかが見えないと、結局話は上からの言説枠を当てはめてサブカルをひろう印象を与えてしまう。キャラクターやデータベース的消費や集合的著者性の問題も導入してもよいのに、、、という印象。もちろん論者はそうは展開しないとは思うが。
 女優霊については、ミクシでもたぶんかきます。簡単に言えば、怖いことを伝播させる戦略が心霊表象論には必要。ひとつだけ。女優霊の怖さのひとつの主要な要素である虚実入れ子式になったループが女優霊の語りには必要なのかもしれないと思う。