写真ネイル

■もの写真論
 Loveカメラ Vol.5 (e‐MOOK) カメラ日和 2006年 11月号 [雑誌]
…それは記念日ではなかろう。
それはさておき、この二冊、もの写真論の資料として重宝している。
前者は「日々の生活」の中の、「私」にとってちょっとした「心」に響くものを「幸せ」なものとして残していく。そういう「小さな特別」な写真たち。後者は、壁に板にドアに冷蔵庫に、貼られ、留められ、つりさげられ、包みにされ、時計になる写真。どちらも淡く青い写真が多い。両誌とも写真家川内倫子インタヴューが掲載されている。ここがかなり肝心である。
 LOVEカメラでは「フィルムネイルマ「ネ」キユア」のなかのフォトマネキュア、ケータイで撮るみんなの写真、カメラ日和ではフォトマグネットに食指が動く。とくにフォトマネキュアは身になった写真であるし。別にしないけど。
フォトマネキュアページはここ
フォトマグネットはここ
後者は米米しい。

■フィルムとスクリーンのあいだに

Between Film and Screen: Modernism's Photo Synthesis

Between Film and Screen: Modernism's Photo Synthesis

を読みはじめる。映画のなかの写真の例を豊富にあげつつ、両者の交差点からそれぞれのメディアを逆照射する書。冒頭で詳述されるマッドサイエンティストものもついでに注文する。
The Horror of Death [DVD] [Import]

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動いているものが静止してしまうのが写真の怖さ。
静止しているものがカタカタ動く怖さが映画の怖さ。
三日前の霊媒師魔術師映画技師に,写真師も加える。