カスタネット的


■うって休んでうってうって
麻疹休みだけど大学で会議。
大学の仕事って研究・教育・雑用・雑用である。
教育が抜けても研究・  ・雑用・雑用は残る。
カスタネットうって休んでうってうって状態になったぐらいのもの。

休んだ一瞬に魔がさすこともある。即買い。万が一ご存じないひとはここをどうぞ。
お札DEおりがみ 公式「ターバン野口」のつくりかた

■監視映画論3
8mm [DVD]テルマ&ルイーズ [DVD]
 時間がなかったので今日の欄に。
 あの古典的なアントニオーニ『欲望』で探求された写真の現実指示性の問い、これを再びとりあげた映画が『8mm』である。ここでは現実指示性を問う媒体は、紙写真ではなく、8mmフィルムになる。映画の中の映画、とくにスナッフ・フィルム(ひとを殺害したり拷問を加えたりする様子がおさめられた演技でなく実際のフィルム)がこの8㎜。映画の物語設定のなかでこの映画内映画が現実指示性を保証することになる(注文したがまだ来ないので詳細はまた書きます)。
 しかし、先にも述べた、写真映像のインデックス性の価値下落に伴い、そうした掘り崩しを被っていないように思える表象に、映画は今、目を向けつつある。それが監視映像である。ある種の補償の記号に役立っている。しかも、この監視映像の映画内での使用法が、ある変化を見せている、これがレヴィンの主張である。
 ここでは例に『MenaceⅡ Story』と『テルマ&ルイーズ』が挙げられる。
続きは翌日の欄に。