不思議の不思議


新七不思議財団について調べてみた。サイトはここ。ナスカの地上絵もモアイもストーンヘンジも今回落選している。
…ベタだけど、それが謎だと思う。スイスの謎の財団の謎。


■予告編の歴史
学生が発表で調べていたので、予告編について調べてみた。
著書二冊。さらに水野晴郎氏監修の予告編大全3巻がある。
映画は予告篇が面白い (光文社新書)
三分間の詐欺師―予告篇人生

栄光のハリウッド映画予告編大全集/感動・名作編 [VHS]

栄光のハリウッド映画予告編大全集/感動・名作編 [VHS]

その解説を見ると、1915年にはすでに予告編があるということになる。
予告編の様式史もできてしまいそうである。購入する。

■伏し目
の序章と結論部を訳してしまう。序論で面白かったのは、思想史家たるジェイが、自身の議論の傾向についてあらかじめ自己批判をしているところ。つまり、前著『マルクス主義と全体性』への批判と同様に――全体化する視点が疑問視されるようになった現状を、全体化する視点でまとめているではないかという批判――、『伏し目』も、視覚中心主義への批判の系譜を、上からの視線で概観しようとする罪を犯している、そうした批判が向けられるに違いない、と。ジェイ自身はガダマーやスタロバンスキーを引くことで、そうした罪を少しだけ情状酌量して欲しいと控えめに述べている。
 もちろんジェイの著作の面白さは、正確な上昇と――必要な場合には執拗な――下降を自在にする視点の運動にあることは言うまでもない。