開拓の地と静止の地


こばやしけん太の「悪魔の…」シリーズはホラー音論の素材かもしれない。
悪魔のひげそりが舞い上がり、ケータイになって襲ってくる。音だけでどこまでどう怖くできるか、よくできている。他のシリーズも見てみたし。どこかに動画が転がっていないものか。。。来週のあらびき団に出演予定だそうだ。


■開拓の地と静止の地
[rakuten:neowing-r:10098166:image] America's Atomic Bomb Tests 3 [DVD] [Import]
右のものはネバダ砂漠に建設された実験用の都市の映像が入っているようである。後にその場所で西部劇映画の撮影をしていた俳優が、放射能のために死亡したという。これも西部劇つながりで調べてみる。開拓の地の表象の場所がゼロへと静止していく場所になってしまう。同時に核シェルターの時代の表象も探してみる。


■電気の耳と目
 映画に出てくる円盤の飛来音を淡々と録音している。
石井輝男『スーパージャイアンツ』、ハスキン宇宙戦争』、メンジース『惑星アドベンチャー』。いずれも電子的音か航空機の飛行音が使用されている。未来の音が電気だというわけだ。
 ちなみに宇宙戦争の円盤からのゾンデも、宇宙人自体の目も電子化されているという。目が三色分割。時代を感じる。
 …これだけ50年代のとんでもSFを見続けていると、スーパージャイアンツが予想外に質が高く、アヴァンギャルドな試みだったのだと考えてしまう。写真は国会議事堂のうえでポージングするウツイケン。凛々しい。

■ふや町もの
以前紹介した『妖婆 死棺の呪い』と原作を同じくするバーヴァの作品を借りる。「アコースティックな技法」のホラーという説明が気になる。ついでに公開当時一世を風靡した『死霊の盆踊り』も借りる。
妖婆 死棺の呪い [DVD] 血ぬられた墓標 [DVD] 死霊の盆踊り デラックス版 [DVD]