巴里5


今回の旅の重要な部分であるヴァナキュラー写真あさりへ。
レピュブリック広場近くの骨董屋に居座る。ベルリンよりも相場が高いが掘り出しものがいくつかあった。そのうちいくつかを紹介。
まずはディデリのモンタージュ名士名刺判写真。これはお宝もの。
 
ノーマルなカルト・ド・ヴィジットもセレクト。
 
右は彩色も素晴らしいが、花輪の飾りがとても気になる一品。真ん中は雪を散らせた設定がなかなかない写真。左は葉っぱつながりと姉妹ものの例として。
他方、実に変なカルト・ド・ヴィジットもセレクト。

左は花輪から飛び出す赤ん坊。真ん中は人形と同じなりをした子ども写真。右がもっとも不可解な葉っぱに顔の写真。以前連載で書いたときにも気になっていた葉っぱ表象のひとつ。今回見たものあれこれのもののなかに葉っぱつながりはやはりあった。
何枚かの不ぞろいな縁はカードの台紙がアルバム用に切り取られているため。

ひとまずカード写真はここまで。次はステレオ写真