今年の夏の仕事
■雑用終了
昨日は今期最終の授業あれこれ。実習では『パルプフィクション』の切り返しショットのヴァリエーションについて、映画『レント』の音への導入について話し、『四月物語』冒頭の映像を見せてもらいながら終了し、講義ではマイブリッジのマトリックス映像を見せつつマノヴィッチの議論の入口を呈示し、講読ではドーンの序論を無理やりけりをつける。来週も学生の発表はあるがこれでひとまず終了。
後期はこれに教養の授業が加わり、2,3,4,5休みなしで働くことになる。
夏版の雑用がこうして始まるのであった。
■夏の仕事
毎年夏にはホラー十番勝負と題して未見のホラーを10作品分析しつづけることになっている。『ボイス』のアン・ビョンギ作品を見ていくことにもした。韓国ホラーはいかにも恐そうなジャケットだけでお腹一杯になるので敬遠していた。
そして先日学生が霊の歩みの技巧として教えてくれたキム・ジウン『箪笥』、ついでにチョン・ヨンギ『人形霊』、キム・テギョン『霊』も追加する。このうち5本くらいはリストにいれる。
またタイのホラー映画もおさえることにした。ついでにケータイ写真の恐怖を映像化したドキュメンタリー風ホラーも取り寄せることにした。
この最初の『心霊写真』はリメイクされてこの夏(秋)に公開だそうである。
サイトはここ。
ホラー界の女王奥菜恵が登場している。
彼女はホラークイーン。誰もきちんと論じていないがこれは確かにそうなのである。